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マーケットの「季節性」

マーケットに多く存在するサイクルの中には、

毎年ある時期になると決まって現れる傾向があります。

それを「季節性」といいます。

マーケットの「季節性」は、しっかりとした理由が存在するからこそ、毎年ある時期になると決まって現れます。

似たものに「アノマリー」と呼ばれる言葉があります。

アノマリーとは理論的根拠があるわけではないのですが、よく当たる相場での経験則のことをあらわします。

相場格言として伝えられているものが数多くあり、一般的に

法則や理論から合理的な説明ができない現象を「アノマリー」といいます。

それもよくよく考えると多くの場合はしっかりとした理由が存在します。

●1月

「1月効果」は、1月の動きがそのまま、その1年のトレンドになりやすいというアノマリーです。

つまり、1月にドル円が上昇すればその1年はそのまま上昇しやすいし、

ドル円が下落すればその1年は下落トレンドになるということです。

ちなみに株価については、1年のなかで1月がもっとも上がりやすいと言われています。

欧米では多くは1月から企業の新年度がはじまります。

年度が変わって新規資金が流入しやすいというのが理由です。

株価に連動する流れになれば、ドル円やクロス円も1月は上がりやすいとも言えそうです。

●2月

2月中旬にはアメリカ国債の償還や利払いが集中しやすいとされていますので

受け取ったドルを円に換えるという動きつまり円高傾向になりやすいと言われています。

また、ヘッジファンドの「45日ルール」にも注意が必要です。

決算の45日前に、利益を確定するためにポジションを解消する動きが出てきます。

ヘッジファンドの四半期決算は3月末、6月末、9月末、12月末ですから、

2月中旬にもポジション解消の動きが出るかもしれません。

これまでにトレンドが出ていたりポジションが積み上がっているような状況から、

一気に反転する調整の動きへの警戒が必要となります。

ちなみに、これらは各四半期ごとに起こるので、5月中旬、8月中旬、11月中旬にも同様のことが起こります。

●3月

日本企業は3月決算の企業が多いため、多くの企業が年度決算を迎えます。

年度決算に向けて、保有する外貨資金を円に換える動き、リパトリエーション(repatriation)が起こりやすいとされています。

外貨を円に換えるので円高に力が働きやすいとされます。

●4月

日本では4月から企業の「新年度」がはじまります。

それに伴い、企業が新たに外貨資産投資を始めることから、4月前後には円安(円/ドルピーク)が起こる傾向が見られます。

また、4月末にはゴールデンウィークを利用した日本人の海外旅行者が増えるため、

旅行先の通貨へ両替する(円を売って外貨を買う)動きが増えることも、円安を後押しすると言われています。

●5月

「セル・イン・メイ!(5月に株を売れ!)」の言葉は、

投資経験者なら1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

とても有名な相場格言です。

アメリカで毎年1月末頃から5月にかけて行なわれる「税還付」

莫大な税還付金が消費や投資に回されることから、5月まで米国株相場は「強い」という訳です。

ですので、相場が好調な5月頃に株を売って利益を出すことが賢明だという格言になります。

そのため、5月は株安、ドル円で言えば下落方向への圧力がかかりやすいとされています。

●6月

6月末は日本企業の第1四半期にあたりますので、これに向けたリパトリエーションが起こります。

円高の動きへの注意が必要です。

●7月

アメリカでは「サマーラリー」という言葉があり、7月から株が買われやすいとされています。

ドル円についてはアノマリーとして7月は上昇しやすいと言われています。

●8月

サマーラリーとは逆に、日本ではお盆の薄商いを指して「夏枯れ相場」と言われることがあります。

株価が伸びにくく薄商いですので、ドル円もレンジ相場になりやすいイメージです。

また、実需の動きとして、お盆休みに入る前に為替変動のリスクを避けるために、

ドル売り円買いの予約が入りやすいとされています。

●9月

9月末は日本企業の中間決算期にあたるので、これに向けたリパトリエーションが起こります。

四半期決算に比べると円高方向に強い圧力が生じやすいので注意しましょう。

●10月

「10月効果」はアメリカで言われているアノマリーで、

10月にアメリカの株価が安値をつけやすいと言われています。

リスクオフの流れが限界を迎えやすいということですので、

ドル円もここで底を作りやすいとみられています。

●11月

「セル・イン・メイ!」のあとには続きがあって「秋には買い戻せ!」となっていて

それが11月とされています。

ドル円で言えば上昇方向への圧力がかかりやすいとされています。

●12月

欧米ではクリスマスが重要視されるので、それに向けて市場が閑散としやすいけいこうにあります。

利益を確定しているトップトレーダーは、12月はしっかり休みを取ります。

また、欧米企業では12月決算の企業が多いため、この時期にリパトリエーションが起こりやすいとされています。

ドルが買われやすくなるので、ドル円には上昇圧力がかかりやすいとされています。

以上、1年のサイクルで訪れる「季節性」を見てきましたがいかがでしたでしょうか?

傾向を知ることでシナリオを描きやすくなるのではないでしょうか?

トレードに是非お役立てください。

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