『言志録』、『言志後録』、『言志晩録』、『言志耋録』の4書の総称。
「博覧強記は聡明の横なり。精義入神は聡明の竪なり。」
博覧強記は人を聡明にする横の学問であり、深く道理を探求して奥義をわきまえることは、人格を磨き上げる縦の学問である。
何事もよく知っているという博覧強記は学習によって横に広がるが、それは単に知識を知っているだけのことである。
精義入神(道理を深く掘り下げること)は、いわば人間としての徳を磨く修養の学である。
どちらも大切ですが、西郷は前者を「本の虫」として蔑み、自分は一身に篤実だけを身につけたといいます。
「徳は才に優れり」というように、人間としては後者のほうが魅力的ではないでしょうか?!
メディアなどで偉そうに語っている評論家達は実際に何ができるのでしょうか??
いくら頭の中で物事を知っていても、実質的には何も身についていません。
・・・ただの知識オタクですよね?!
頭でっかちの 「本の虫」 ではなく、行動もとれるバランスの取れた人間を目指しましょう。
知識は生かしてこそ価値があります!