昨日はトランプ大統領が大規模な対策を講じるとの発言により、またしても株価と為替は急上昇しました。
しかし、給与税の規模と期間は不透明で議会でも意見がまとまっていない模様です。
ニューヨークでの感染の広がりが収まらず、アメリカ全域に広がっていく可能性もあります。
また、サウジアラビアがロシアとの対立で、石油の増産を決めたことで原油価格が暴落しています。
FRBが緊急利下げを実施しても効果がなかった現状では、更に対策を打ってくるしかありません。
FRB幹部らは、「先週0.5%幅利下げし状況によっては追加利下げすることで、アメリカの設備投資を促進できたらいい。」との考えを表明していました。
原油価格が下がれば消費者は燃料費が削減できてプラスの面もあります。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が心配で、隔離や封鎖の期間も長引く可能性がある現状では、消費が上向く可能性は低いままです。
日本経済は輸出に依存しているため、短期的な経済見通しへの懸念も強まっています。
そして、感染拡大を早期に止めることができなければオリンピック開催も赤信号がともることになります。
日銀がこのところ毎日多額の資金を注入していますが、日経平均が15000円台以下まで下落する可能性は残っています。
このような状況での相場ですので、ちょっとした情報がきっかけで大きく動く可能性があります。
飛び乗りエントリーや、思い込みトレードには注意しましょう。