本日は、3月9日~3月13日の相場を分析し戦略を立てようと思います。
まずは今週を振り返ります。
ダウが史上最高の1239ドル上昇でのスタートとなりました。
トランプ大統領がFRBのパウエル議長に追加利下げを要求。
G7の緊急電話会合後、「新型ウイルスによる下振れリスクから経済を守るために、あらゆる適切な政策手段を用いるとする」という共同声明を発表後に具体策が示されなかった失望感から相場は下落しました。
その後すぐにFRBが緊急利下げを発表。
そして翌日・・・
ニューヨーク株式市場でダウは大幅に反発し、1173ドル高で史上2番目の上げ幅を記録しました。
乱高下する相場に投資家の心理も不安定になりました。
その直後に、
アメリカで新型コロナウイルスの感染者数が増え、ニューヨーク州では感染者数が一晩で22人に倍増したと発表。
4日はカリフォルニア州が州全域に非常事態宣言を出したばかりでした。
VIX恐怖指数も40を超えました。
そして、金曜日。
アメリカ労働省が発表した2月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から27万3000人増と予想を大きく上回りましたが、コロナウイルスの感染拡大前の数字という事もあり市場はあまり反応せずに最終的には株価続落という形で終えました。
長期金利も過去最低の0.66まで低下しドルも売られ続けました。
トランプ大統領は引き続き利下げを行うように発言していますが、どう動くのかに注目です。
来週もコロナウイルス感染状況に注目ですが、現時点でのチャートから読み取る予想としては・・・
ドル円が上が106.60円で下が104.45円を想定しています。
ポンド円は、上が138.50円、下が130.60円を想定しています。
豪ドル円は、72.40円を上限に下は66.80円を想定しています。
ユーロ円は、上が120.75円で下が118.30円を想定しています。
トレードの注意点
・各国の要人発言や指標発表。
・トランプ大統領の発言による変動。
・イラン情勢・中東情勢
・米中の貿易問題。
・イギリスのEU離脱問題。
・コロナウイルスの感染拡大懸念
となっています。
注意しながら負けないトレードをしていきましょう。