このメッセージはシンプルですが、非常に大切なことです。
相場の世界は欲にまみれたエネルギーが溢れています。
強者が弱者を食らうという構図からみると、
強者は弱者を食らうために餌をぶら下げて待っている光景が思い浮かびます。
欲張りは餌を見ると慌てて飛びついたり、最後まで餌を食べようとします。
この欲張りはどうなりますか?
見事に強者の餌食となります。
しかし、知恵が働く者はまず誰かが食べても安全だという事を確認したり、
最後まで食べつくそうとせずに残していきます。
「売り買いは腹八分」は、2つの意味を持っていて
最高値で売ろうとか、最安値で買おうと思うなという戒めの意味と、
相場に向ける資金は適当にとどめ、決して全財産を投入するなという意味です。
ついつい欲張って天井と底を狙いに行って
含み損を抱えてしまうという経験がある方も少なくないと思います。
「アタマとシッポはくれてやれ」という、
骨までしゃぶろうとする愚かさを戒める格言もあります。
他にも「天井を売らず 底を買わず」という格言があります。
勝手に天井だ、底だと思い込み 無理なことをやろうとしないで、
天井や底の近辺で売りまたは買えば十分だと思いなさいというものです。
実際の天井や底を見届けてから売り買いしたほうが痛い目に合いにくいのです。
次に、もうひとつの投資する資金の問題ですが、
無理な投資は失敗のもとであり、
冷静さを欠いた気持ちは必ず目をくもらせます。
ウォール街の格言にも、
「強気も弱気も株でもうけられるが、欲張りはダメ」というものがあります。
欲張りで資金管理ができていない人は必ず破産します。
まずはしっかりと肝に銘じておきましょう。