「我々が歴史から学ぶべきなのは、人々が歴史から学ばないという事実だ。」
W・バフェット
5兆8千億を株で稼いだ 世界一の投資家 W・バフェットが 発した名言の一つです。
1930年に生まれたバフェットは、コカコーラを6缶パックを25セントで仕入れ、それを1缶5セントで販売するというビジネスを、わずか6歳の時にはじめていました。
株の売買に手を染め始めたのは、11歳の少年のころだ。少年バフェットはシティーズサービス社の優先株3株を1株38ドルで購入した。ところがその後27ドルに急落する。40ドルにまで戻したときに売却して少しばかりの利益を手にした。この株はその後200ドルにまで上昇、少年はひどく後悔し、情報を入手する術を知らない自分を恨んだと言います。
14歳になったバフェットは、今後のトレンドは農業にあるという情報を入手します。さっそく1200ドルで、土地を購入し農家に賃貸をするビジネスをはじめますが、確実な情報が彼にもたらした最初の恩恵であったと後に語っています。
高校生になったバフェットは、当時ゲームセンターでしか設置できなかったゲームマシンが、どこでも設置可能になるという情報を入手します。そこで中古のゲームマシンを25ドルで購入し、理髪店に設置をするビジネスを開始。このビジネスは彼が高校を卒業する頃には、毎月200ドルの利益をもたらすまで成長しました。
その後、本格的な株式投資の世界に身を投じるバフェットですが、最も大切にしたのは【 確実な情報 】の入手と、中長期的な経営戦略の構築でした。
常に情報を入手できるアンテナをもち、確実な情報を、誰よりも早く入手した者こそがその恩恵を受ける事ができると彼は言います。
バフェットは長期投資を基本スタイルとし、長期間に渡って高い運用成績を残している。金融街ではなく地元オマハを中心とした生活を送っている為、敬愛の念を込めて「オマハの賢人」(Oracle of Omaha) とも呼ばれる。毎年開催されるバークシャー・ハサウェイの株主総会では、バフェットと同社の副会長チャーリー・マンガーの話を聞くために世界中から数万人にものぼる株主が参加している。