突然ですが、生まれたばかりの赤ちゃんには「星」が見えていないって知っていましたか?
目は見えています。光も網膜に届いています。でも「星」という言葉(概念)を持っていないから、夜空はただの「境界線のない光景」としか映らない。
これ、実は私たち大人にも同じことが起きているんです。
近代言語学の父・ソシュールはこう言いました。
「言葉とは、混沌とした世界に切れ目を入れるハサミだ」
物が先にあって、後から名前がつくのではない。言葉が入って初めて、その「物」はこの世に誕生する。 つまり、言葉を持っていないものは、あなたの世界には「存在しない」も同然なんです。
蝶と蛾を同じ「パピヨン」と呼ぶフランス人には、蛾への嫌悪感が薄い。「姉・妹」と区別しない英語話者は、きょうだい間の序列を意識しにくい。言葉の切り分け方が、価値観や感情そのものを作っている。
そして最も衝撃的なのが、感情すら言葉が「後から作る」 という話で——
続きは本文で。花の名前を知っている人と知らない人では、同じ花畑の「解像度」がまるで違う理由、きっと腑に落ちるはずです。
「言葉を知る」ことは「世界が増える」こと。ソシュールが教えてくれた、あなたの認識を根底から覆す話