自分が思っている事や、考えが全て正しいとして生きている人たちは、その時点で正しくありません。
個人の考えなんて世界的な視点から見ると82億分の1。
実際には知らない事だらけのはず。
これも詰め込み教育で想像力を奪ってきた教育の結果なのか・・・
自分は正しいと思い込む人には、いくつかの共通する特徴が見られます。
これらの特徴を理解することは、そのような人とのコミュニケーションを円滑にする上で役立ちます。
自己中心的:
自分の考えや意見が常に中心であり、他者の視点や感情を考慮することが少ない。
自分の利益や欲求を優先し、周囲への影響を軽視する傾向があります。
視野が狭い、柔軟性の欠如:
自分の考えに固執し、異なる意見や新しい情報を受け入れることが難しい。
変化を嫌い、過去の経験や固定観念に基づいて判断しがちです。
高いプライドと負けず嫌い:
自分の能力や知識に自信過剰であり、間違いを認めることを極端に嫌います。
批判や反対意見に対して、攻撃的または防御的な態度を取ることがあります。
他者否定と責任転嫁:
自分の誤りを認めず、他者や状況のせいにすることが多い。
他者の意見や行動を否定し、自分の優位性を保とうとします。
確証バイアス:
自分の考えや信念を裏付ける情報ばかりを集め、反証となる情報を無視または軽視します。
無意識のうちに、自分の仮説や先入観に対して、都合のいい情報だけを集めてしまう傾向があります。
自己愛性パーソナリティ障害の傾向:
自分の重要性や才能について、誇大な、根拠のない感覚を抱いている。
絶えず賛美されたいと思い、特別な扱いを受けることを期待する。
他者の感情やニーズを理解し、共感することが困難。
自己肯定感の低さ:
表面的な自信とは裏腹に、内面では自己肯定感が低い場合があります。
自分の正当性を主張することで、不安定な自己を保とうとします。
過去の成功体験:
過去の成功体験が、自分の考えが常に正しいという誤った認識を強めている場合があります。
怒ったり、ごねたりすればまわりが自分の主張を聞いてくれるという成功体験が行動に拍車をかけているともいえます。
冷静な対応:
感情的にならず、冷静に事実や根拠に基づいて議論することが重要です。
共感と理解:
相手の立場や感情に共感を示し、理解しようとする姿勢を見せることで、相手の警戒心を解くことができます。
適切な距離感:
必要以上に深く関わらず、適切な距離感を保つことも重要です。
これらの特徴を理解し、適切な対応を心がけることで、自分は正しいと思い込む人とのコミュニケーションを円滑に進めることができると思います。
恐怖心と猜疑心に満ちた人は、「仲間 or 敵」といった2極思考で、自分と意見が違う人に対しては敵とみなし、「敵」を攻撃しないと気が済まない人たちが蔓延しています。
政治や歴史などを語ると「それは違う」、「何もわかってない」などと上から目線で、「そんなのもっと前から気づいてた」などとマウントを取りたがる人まで・・・
しかも、感情的に攻撃してくる人がいますが、自分の考えは100%正しいのでしょうか?
私は常に「自分はそう思う」っていう姿勢を大切にしたいと思っています。
ですから、自分の知らなかった事や間違っている事を教えてくれる人がいたら感謝します。
しかし、「それは違う」などと、まるで世界の常識はこうだと言わんばかりの意見は聞きたくありません。
100%の正解があるのなら、とっくの昔に政治は良くなっているし、歴史書だって一つにまとまっているはず。
特に歴史なんて、タイムマシンでその時代を見ない限り、歴史学者だろうが、どこまでいっても「自分はそう思う」という範囲を超えないんです。
相手を否定しないで!
これを書きながら、中学生の時の社会の先生の事を思い出しました。
この先生は教科書に載っている内容と違った質問をすると、頭ごなしに「何を言ってるんだ!」と叱るというよりも怒り、多くの生徒の反感を買っていました。
このような人達が子供や若者の好奇心を破壊し、やる気をそいできたのだと思います。
自戒を込めて「自分は完璧ではない」という観点から人と接していこうと思います。