FXは海外業者と国内業者どっちがいいの？

FXを始めようとする時に最も迷う問題だと思うのですが、

どの会社を信用して選べばいいのか？

海外業者と国内業者との違いは？

細かい点を挙げるときりがないと思いますので、要点だけまとめてみます。

資金が100万円以下の場合は海外FX業者がオススメ

国内業者の場合資金が少ないと大きなロットで勝負することができません。

お小遣い程度をコツコツ稼げればよいのであればリスクの点からも国内口座を使うことを強くおすすめしますが、短期間である程度の利益を上げようというのであれば、リスク覚悟での大勝負ができる環境が必要となります。

国内口座はレバレッジが最大25倍に対して、海外業者は最大で1000倍というものまであります。

少ない資金で大きく勝負ができるのが海外FX業者を選ぶ最大のメリットとなりますが、負けることを前提に話すとそれだけ大きく負ける事にもつながります。

ある程度経験を積んで、ここぞという時に大勝負することができれば海外口座で勝負してみるのもよいと思います。

ちなみに、私が初めて口座を作ったのはレバレッジ300倍ぐらいのオーストラリアのFX会社でした。

海外のFX業者を使うと大きく勝てるし、大きく負けることもある

私は口座を開設してから1カ月で入金した100万円を強制ロスカットされました。。。

その後再入金し、3カ月の間に5000万円稼ぎ、その5000万円を失うという事を経験・・・頭が真っ白の状態になりました。

勝つときも負ける時もフルレバで勝負していましたので、お金の動きに翻弄されていました。

最初の勝ち方で最悪だったのが、損切りができずに塩漬け状態だったのが一週間後に反転し一気に5000万円を稼いでしまったという事。

ギャンブルと同じで、大きな成功体験が体に刷り込まれるとおかしな結果を招いてしまうんです。

いくら負けても「1週間で5000万円稼いだんだから大丈夫」っていうのが軸となった思考になります。

結果、自分で決めたルールも守らず、「なんとかなるさ」で現実から目をそらしながら損失を膨らませ、最後には退場となるのです。

海外口座で三度目の勝負

この時はダウ理論からしっかりと学び直し、自分が決めたルールを破った場合はFXをやめると誓い再挑戦。

100万円の資金を半年で500万円にし、その後は国内口座に資金を移動し現在に至ります。

この頃は海外業者の倒産があったり、出金できないというトラブルも増えていたので、「種銭だけ作ったら早めに資金を国内口座に移す」と決めていました。

海外口座で怖いのは国内業者と違って保証がないという事です。

ですから300~500万円の資金が用意できるまでになったら国内口座を使ったほうがいいと思います。

資金があるなら絶対に国内業者を使うべき

最初にも書いたように海外口座を作るメリットはレバレッジです。

しかしそれ以外はメリットよりもデメリットのほうがはるかな多くなります。

• 海外口座はスプレッドが広い（例えば、ドル円の場合国内は0.2pipsですが、海外は1.5～3pips）
• 国内口座は税金が分離課税一律20.315%に対して、海外口座だと課税所得額に応じて税率が変わるので最大で55%になります。
• 入出金に関しても国内口座のほうがストレスなくスムーズ。
• 海外口座は入出金方法によって手数料が発生する場合がある。
• 海外FX会社は信託保全が義務化されていないため、FX会社が倒産をすると、預けていた資産が戻ってこないリスクがあります。
• 海外FX会社には出金トラブルなどのリスクがある。

SNSなどで口座の取引履歴を公開し、毎日数千万円稼いでいるように見せて海外FX口座の開設に誘導しようとしているアカウントを多く見かけますが、国内に住んでいてFXでの年収が330万円を超えてくると海外口座で取引するメリットがレバレッジ以外にないんです。

ましてや年間で1億以上稼いでいるのなら国内口座にしないと逆におかしい。

理論的に考えればすぐにわかる事なんですが、FX初心者の人や欲に目がくらんでしまっている人達は簡単なトリックも見抜けないんです。

まず、デザイナー視点から言いますと取引履歴の画像を思い通りに加工して作る事は可能です。

また、デモ口座を複数開設し、口座によって反対取引をすれば大きく利益を上げている口座を作り出すことができます。

その利益を上げているかのような口座履歴を公開すればよいだけです。

詐欺師の決まり文句は「100稼がせる」「絶対に勝てるトレード」、肩書で多いのは、「元為替ディーラー」「トレードランキング1位」「年収10億」・・・

あきれますよね。

・・・騙される人たちにも呆れますが！

結論としては、国内口座での取引が大前提。

しかし、資金がなく短期間で種銭を作る必要がある場合は海外口座を作り、できるだけ早く国内口座に資金を移す。