2026年8月1日
「わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。」
これは、『沈黙の春』で環境問題の警鐘を鳴らしたことで知られる生物学者、レイチェル・カーソンが、晩年に書き遺した言葉です。彼女はこう続けます。
「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。」
この二つの文章を並べて読んだとき、あなたの心にはどんな感情が浮かんだでしょうか。懐かしさでしょうか。少しの寂しさでしょうか。それとも、「そんなことはない、自分はまだ感動できている」という反発でしょうか。
どの反応であっても構いません。大切なのは、この言葉が私たちに向けている、静かだけれど鋭い問いです。
あなたは、いつ、何を、失ったのでしょうか。