阪急電鉄、宝塚歌劇団、東宝。
今の関西私鉄経営や日本のエンタメ産業の原型を、たった一人の実業家が作り上げたことをご存知でしょうか。その名は、小林一三。
彼はこんな言葉を残しています。
「金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間である」
正直に聞きます。あなたは今、何かを諦める理由に「お金」を使っていませんか。
実は小林自身、事業の立ち上げ期は深刻な資金難に苦しんでいました。誰よりも「金がない」状態からスタートした人間なのです。
それでも彼は、当時の鉄道会社の常識を真っ向から否定します。「人がいる場所に電車を通す」のではなく、「乗客は電車が創造する」という、逆転の発想に舵を切ったのです。
何もない田園地帯に線路を敷き、沿線に住宅地を開発。さらに日本で初めての分割払いによる住宅販売という仕組みまで作り出し、庶民でも手が届くマイホームを実現しました。
そして彼の真骨頂は、ここからです。通勤・通学という「必要に迫られて電車に乗る理由」だけでなく、「わざわざ行きたくなる理由」そのものを沿線に作ってしまいます。それが、宝塚歌劇団です。
資金がないという制約を、彼はどうやって発想の武器に変えていったのか。
住宅の「買い方」を変えることで市場を拡張したその発明の正体とは。
そして、鉄道会社がエンタメ産業にまで手を広げていった、その戦略の裏側とは。
「金がない」を言い訳にしそうになったすべての人へ。小林一三という一人の実業家の生き方から、あなた自身に問い直してほしいことがあります。
続きは本編にて。