「今の株式市場は、教会にカジノが併設されているようなものだ」
そう語ったのは、”投資の神様”ウォーレン・バフェット氏です。バークシャー・ハサウェイという巨大企業を一代で築き上げた彼が、あえてこんな刺激的な言葉で今の市場を表現したことには、深い理由があります。
かつて市場は、企業の成長という「実体」を信じ、じっくりと資金を投じる、地味だけれど誠実な場所でした。しかし今、その隣には24時間光と音を放ち続ける「カジノ」の入り口が口を開けています。SNSの通知、瞬間的な値動き、「今日だけで資産が倍になった」という囁き――それらすべてが、私たちを静かな祈りの場から遠ざけようとしているのです。
象徴的なのが、わずか24時間で無価値になりうる「1日限りのオプション取引」。バフェット氏はこれを、投資でも投機でもなく「剥き出しのギャンブルだ」と切り捨てます。さらに彼は、こうも言っています。
「今ほど人々がギャンブルに熱中している時代はかつてなかった」
その一方で、バークシャー・ハサウェイは約3800億ドルという途方もない現金を抱えたまま、静かに待機を続けています。そこには、米国債や日本、そしてドルの信認をめぐる、もっと大きな不安の影も見え隠れしているのです。
規制を強めても、人はルールを守るよりも「抜け道」を探すことに知恵を使う――そんな皮肉な現実にも、バフェット氏は警鐘を鳴らしています。
あなたが今日向き合っているのは、静かな「教会」でしょうか。それとも、眩いネオンの「カジノ」でしょうか。
その答えを確かめるために、続きをぜひ読んでみてください。