今週はポンドが狙い目！トラス新政権の減税政策に懸念

先週は日銀の介入が注目されましたが、実はイギリスはもっと深刻です。

23日、イギリスのクワーテング財務相は財政刷新に向けたさまざまな減税と経済政策を発表。

2027年までに450億ポンドの減税となり、「スタグネーションのサイクルを成長のサイクルに変える」ものだと述べました。 一方で財務省は、一連の政策により公的債務が720億ポンド増えることになるとしています。

外国為替市場では、英ポンドが対ドルで37年ぶりの安値を付けました。リズ・トラス新政権による、過去50年で最大規模の減税政策に反応した格好です。

ポンドは対ドルで一時3％以上下落し、1.09ドルに。対ユーロでも1％以上下げて1.12ユーロでした。 株式市場でもイギリスの株がおおむね下げていて、ロンドン証券取引所（LSE）では、FTSE100指数が2％下落。英国債の利回りも急騰し、価格が下落しています。

エリザベス女王が亡くなった事でも、イギリス自体のムードも影響しかなり厳しい財政事情になりそうです。

これらの事を踏まえてしばらくの間は、ポンドが下落すると思われます。

特に私はポンド円とポンドオージーのショートで利益を上げようと思います。