株式相場には古くから多くの格言があります。 これは相場の傾向や投資に対する心構えや投資家の心理が短い言葉で表されています。
多くの格言の中で有名なのは「セルインメイ」です。
株式相場の急落は、今回のロシアのウクライナ侵攻など、突然やってくるケースも多いのですが、5月に急落した時に合わせて言われるのがこの格言です。
米国だけでなく日本でも有名な株式相場の格言で、英語で表記すると「Sell in May」になります。
NYダウなどが急落した場合には、日経平均株価も含めて世界的に影響を及ぼすため有名になっていると思われます。
この「セルインメイ」の格言には続きがあります。 「Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger day. 」
「5月に売って立ち去れ、セントレジャーデーまで戻ってくるな」
セントレジャーデーとは、毎年9月の第2土曜日にイギリスで行われる競馬の大レースです。
「株は5月に売り、9月半ばには再び購入すべき」がセルインメイの格言の本当の意味になります。
言い換えると、6月~9月は株価が低迷しやすいとこの格言では言っています。
今年は株式市場にとって負の要素が多いので、一年を通して下落することも考えられます。
為替に関しては各国の政策金利が変動していることにより、これまでにない大きな動きも見せています。
特にクロス円に関しては、円が最弱路線を独走している事態です・・・。
相場には多くの格言がありますが、毎年当てはまるとは限りません。
頭の片隅に入れておくことは必要ですが、あまり意識し過ぎないようにルールに従ってトレードしましょう。