相場の流れが視覚的に見やすいインジケーターをご紹介します。
「GMMA」と呼ばれる複合型移動平均線で、
「FX最強チャートGMMAの真実」という書籍を読んで検証したFX投資家から注目を浴びています。
ちなみに、「GMMA」のGは、このインジケーターの開発者である
ダリル・グッピィ氏の頭文字からつけられたものです。
このGMMAは、期間設定を細かく変えた指数平滑移動平均線(EMA)を合計12本表示させるというもので
12本の移動平均線は、短期線と長期線の組に色わけされて表示されます。
その基本設定は、
●短期線の束→3、5、8、10、12、15日 移動平均線。
●長期線の束→30、35、40、45、50、60日 移動平均線。
となっています。
単純に、移動平均線を並べただけのインジケーターですが、
移動平均線が示す相場のトレンドを線ではなく、
「束」で見ることでトレンドの強さや広がりを
シンプルにわかりやすく判断できる 優れたインジケーターです。
使い方や見方に関しても、基本的には移動平均線と同じような分析が可能です。
●GMMAの傾きや位置関係でトレンドを判断。
●短期線と長期線の束のかい離や接近で相場の勢いを見る。
●短期線と長期線の束のクロスはトレンド転換シグナル。
といったものです。
相場の流れは常に収束と膨張を繰り返している事をしっかりと認識しつつ
チャートを監視していくとわかると思いますが、
収束して平坦になってきている場合はレンジ相場。
そして、収束から膨張に上下いずれかに向かって行ってる場合はトレンドが発生しています。
画像は、最近の「ドル/円」の4時間足チャートです。
ブルーの束が3~15日という短期線の束、
ピンクの束が30~60日という長期線の束になっています。
トレンドが加速する瞬間や、トレンドが持続しそうかどうかを
GMMAの「束」の太さや広がりを見ることで判断できることがわかります。
短期線の束が長期線の束から大きくかい離し始める瞬間は、
順張りで勝負する絶好の機会です。
また、長期線の束を見ることで、そのトレンドがどれぐらい強いかを判断する事もできます。
長期線の束が広がって強いトレンドを示している場合、
その方向性に絞ったエントリーを心がけ
安易に逆張りしないことで、初心者の方でもFXの勝率アップに繋げることができると思います。
是非、一度試してみてください。