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戦後75年・終戦記念日に振り返る「玉音放送」陛下の思いに国が震えた!!


 

今回は、再び戦争の気配が忍び寄る現状での戦後75年を迎える日に、今一度「玉音放送」を振り返ろうと思います。

1945年8月15日、昭和天皇は4分半ほどのラジオ放送(玉音放送)で、第二次世界大戦、大東亜戦争における日本の降伏を国民に向けて発表しました。

前回の動画でも伝えた通り、ソ連によるコミンテルンの暗躍と、ルーズベルトの戦争を望む思いの一致により、我が国を包囲し、資源を絶ち、追い詰め、最後にアメリカが突きつけたハルノートにより開戦へと導かれました。

マッカーサーも語ったように、

「日本を戦争に駆り立てた動機は、大部分が安全保障上の必要に迫られてのことだった」

 

アメリカとの開戦により、資源を絶たれた日本は、アジアの資源を求めて、植民地化された国を開放するために欧米列強に戦いを挑むことになります。

連合国軍の拠点となる当時イギリスの植民地だったマレー半島、アメリカの植民地だったフィリピンなどにおいて、イギリス軍・アメリカ軍の連合国軍に対し圧倒的に優勢に戦局を進め、日本陸軍も瞬く間にイギリス領であったシンガポールやマレー半島全域、イギリス領の香港、アメリカの植民地であったフィリピンの重要拠点を奪取。

ジャワ沖海戦でアメリカ、イギリス、オランダ海軍を中心とする連合軍諸国の艦隊を打破するなど、日本は連戦連勝の破竹の勢いでした。

・・・この頃からマスコミ各社は世論を煽り立て、戦争をやめる事を許さない雰囲気を作り上げていました。

世論が狂気化したことにより、元々国力差が大きいのを理解し、短期決戦で和平交渉へと持ち込もうとしていた計画が潰されることになります。

時間が経過するたびに戦況は悪化。

資源も底をつき始める事になります。

そして、日本本土への無差別空襲で、日本全国の200以上の都市が被災することになり、続けざまに広島、長崎へ原爆を投下されました。

被災人口は970万人、死者は100万人と言われています。

この戦争で軍人民間人合わせて310万人以上の人たちが命を落としたとされ、陛下は、ここで敗戦を受け入れなければ日本本土は焦土化してしまい、日本人は滅亡してしまうと思い決断することになります。

8月14日の御前会議でポツダム宣言受諾を決定し、これを連合国側に通告。

8月15日天皇陛下は自分の声で国民に語りかけました。

 

日本が負けたことを世界の情勢と日本の現状を深く考えた結果
緊急の方法でこの事態を収拾したいと思い
忠義であるあなた方国民にこの事を告げます
私はポツダム宣言を受け入れる旨を
「アメリカ、イギリス、中国、ソビエトの4カ国に伝えよ」と政府に指示をしました

日本国民が平穏無事に暮らし全世界が栄え
その喜びを共有することは
歴代の天皇が残した教えであり
私も常に心に持ち続けてきました

アメリカとイギリスに宣戦布告をした理由も
日本の自存自衛と
東アジアの安定を願うからであり
他国の主権を犯し領土を侵略する
といったようなことは
私は元から考えていません

ですが戦争は四年も続き
陸海将兵の勇敢な戦いぶりも
多くの官僚の努力も一億の国民の奉公も
それぞれが最善を尽くしてきましたが
戦況は良くならず
世界の情勢もまた
日本に有利ではありません

その上敵は新たに開発した残虐なる爆弾を使用して
多くの罪のない人たちの命を奪い
またその被害が及ぶ範囲は計り知ることはできません
このまま戦争を続ければ
日本民族の滅亡を招くだけではなく
世界人類の文明をも破壊してしまうことになるでしょう

そんなことになってしまえば
我が子である日本国民を守り
それを預かる私は
歴代天皇の魂に
どうやって謝罪をすれば良いかわかりません

これが私が政府にポツダム宣言に応じるように命じた理由です。

私はアジア解放のために
日本に協力した
友好国の期待に応えられなかったことに対して
大変申し訳なく思っています

戦地で命を失ったもの
職場で命を失ったもの
不幸な運命で命を落としたもの
またその遺族の事を考えると
悲しみで心が引き裂かれる思いです

戦争で傷を負い
被害にあって家や仕事を失ったものの
生活についてもとても心配しています

これから日本が
受けるであろう苦しみは大変なものがあります
国民の皆が思う
悔しい気持ちもよくわかります

けれども
私は時の運命に従って
耐えられないようなことにも耐え
我慢できないようなことにも我慢をし
未来のために
平和の道を開いていきたいと思います

私は日本の国家を守り忠義である
善良な国民の真心に信頼を寄せ
常に国民と一緒にいます

感情のままに事件を起こしたり
国民同士で争って事態を混乱させることや
人が行うべき道を誤り
世界からの信頼を失うことは
私が最も戒めたいことです

国が一つとなって家族のように団結をし
日本の不滅を信じ
国家の再建と繁栄の任務は重く
その道のりが遠いことを心に留め
持てる全ての力を将来のための日本に注ぎ
道義心を大切にし
志を固く守って誓い
我が国の真価を発揮して
世界の発展に遅れを取らないように
努力をしなければならない

あなた方国民はこれが私の意志だと思って行動をしてほしい

 

皆さんはしっかりとこの放送を聞いたことがありますか?

思いを受け取ることなく生きている人が多いのではないでしょうか?

先人たちが命がけで守ろうとした国と民。

我々には、しっかりと思いを引き継ぐ使命があると思います。

最後に、陛下の声をお聞きください。

 

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