週末はポンドが上昇した後に、ユーロが飛びぬけてきました。
4日のロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで上昇し、英国時間16時時点は1ユーロ=1.1440~50ドルと、前日の同16時時点と比べて0.0030ドルのユーロ高・ドル安で推移。
3日の欧州中央銀行(ECB)の理事会後に年内の利上げ実施観測が強まって、欧州債利回りの上昇を受けたユーロ買い・ドル売りが続きました。
円は対ユーロで下落し、英国時間16時時点は1ユーロ=131円80~90銭と70銭の円安・ユーロ高で推移。
ECBの金融政策の正常化が想定より早く進むとの見方から対円でも引き続きユーロが買われる展開となりました。
英ポンドは対ドルで下落し、英国時間16時時点は1ポンド=1.3530~40ドルと、0.0070ドルのポンド安・ドル高で推移しています。
イングランド銀行(英中央銀行)が利上げを継続するとの見方からポンド買いが続いていましたが、この日は週末を控えた利益確定目的のポンド売りが優勢となりました。
英国時間の午後に発表された1月の米雇用統計は、雇用者数の増加幅が市場予想を上回り、米利上げ観測から米長期金利が上昇したことも、ポンド売り・ドル買いを促しました。
週明けはいったん調整が入るのか、それとも続伸か?
ウクライナ情勢も気になるところですから、まだ何が起こるかわかりません・・・
ただ、市場ではロシアが武力行使をするとしても北京五輪後とみられていますので下を意識しつつ上昇の流れは続きそうです。