近年、少額から始められるFX取引の仕組みが充実し、サラリーマンや主婦、学生まで幅広い層がトレードに参加するようになりました。しかし残念ながら、多くの人が短期間で資金を減らし、市場から退場していくのが現実です。
彼らは本当に基礎からしっかりと学んだのでしょうか?
スポーツや車の運転なら、見よう見まねである程度はできるかもしれません。ところが、お金が絡んだ勝負の世界では話が違います。基礎からトレーニングを積み、日々鍛錬を続けているプロ相手に、付け焼き刃の知識で勝てるでしょうか?
FXは一人で楽しむゲームではありません。常に世界中の投資家たちと対峙している、真剣勝負の場なのです。
基本的なことですが、FXは「外国為替証拠金取引」とも呼ばれ、異なる国の通貨同士を売買して利益を得る取引です。
例えば、1ドル100円の時に買い、110円に上がった時に売れば10円の利益になります。このように通貨の価格差を狙って収益を上げるのがFXの仕組みです。
シンプルな取引だからこそ、現時点でどの通貨が強く買われているのか、逆にどの通貨が弱く売られているのかを的確に判断できれば、利益につながります。
初心者にとって、通貨選びは特に重要です。最初から値動きの激しいポンドなどを選んでしまうと、急激な変動に振り回され、安定した利益を上げるのは困難になります。
まずはドル円で経験を積むことをおすすめします。
次に重要なのが、どの時間軸でトレードするかです。短い時間足になるほど急な反発が多くなり、初心者が1分足や5分足を使ったトレードをするのは非常に危険です。
まずは1時間足や4時間足で、じっくりとエントリーポイントを見極める経験を積んでください。
半年から1年は、「早く儲けたい」という欲を抑え、少額トレードで相場に慣れることに集中してください。
この期間に、各国の思惑や大口投資家の動きによって相場がコントロールされている現実を、身をもって実感できるはずです。焦らず、じっくりと学びましょう。
次のステップとして、通常ロットでリアルトレードを開始します。
一時的なパニックで反発した相場は、元の流れに戻ろうとする習性があります。50〜100pips程度の変動を許容できるロット設定にしておけば、メンタルも安定し、冷静な判断ができます。
この段階も1年程度かけることをおすすめします。
3年目からは、様々な時間軸でのトレードを実践していきます。
ここで最も重要になるのが資金管理です。値幅をしっかりと確認したうえでロットを設定し、感情に支配されないトレードを心がけてください。
欲に負けて感情的なトレードをする人たちが退場していく——これがFXの厳しい現実です。
その人たちとは違う、冷静な自分でトレードすることができれば、あなたはほぼ勝ち組トレーダーの仲間入りを果たせるでしょう。
自分を律することを、常に心がけましょう。
長い道のりに感じるかもしれませんが、この3年間の積み重ねが、その後何十年も続くトレード人生の土台となります。焦らず、着実に、一歩ずつ成長していきましょう。