1964年 米国が本格的にベトナム戦争に突入する契機となるトンキン湾事件が起きる。
北ベトナムのトンキン湾をパトロール中の米駆逐艦に北ベトナム哨戒艇がアメリカ海軍の駆逐艦に2発の魚雷を発射したとされる事件。
その報復としてジョンソン政権は北ベトナムを爆撃。以降、ベトナム戦争は一気に拡大する。
アメリカ議会は上院で88対2、下院で416対0で大統領支持を決議をした。
しかし、1971年6月ニューヨーク・タイムズのニール・シーハン記者が、報告書『ベトナムにおける政策決定の歴史、1945年-1968年』こと「ペンタゴン・ペーパーズ」を入手。
このトンキン湾事件は米国が仕組んだものだったことを暴露した。
1995年には当時の国防長官ロバート・マクナマラも「北ベトナム軍による攻撃はなかった」と告白している。
ベトナム戦争の長期化により米国では反戦運動が盛んになり、スカル&ボーンズの影響力が低下、その隙を突くように米政権内で親イスラエル勢力が台頭する。
ペンタゴン・ペーパーズ (英語: Pentagon Papers) とは、国防総省国際安全保障局国際安全保障問題担当次官補のジョン・セオドア・マクノートン(海軍長官就任直前に死亡)が命じて、レスリー・ハワード・ゲルブ(後に国務省軍政局長)が中心になってまとめ、ポール・C・ウォンキ国防次官補に提出された、ベトナム戦争(トンキン湾事件)に関する極秘報告書である。2011年現在では機密指定は解除され、公式ウェブサイト等で全文が読める様になっている。